明けましておめでとう
無事に新年を迎えることができました。
余命を宣告された父とは闘病生活を交えるうちに少しずつではありますが、やや関係が緩和してきたようにも思えます。
何が驚いたって、およそ半年前のあの私の怒りが通じたのか、その後父並びに母から謝られたことでした。
根本的なことは変わっていないのかもしれない。
ですが、馬鹿馬鹿しさすら感じるのですが最期を迎えるまでは諦観する悪い癖をやめてみよう…と思えたのが不思議でならないのです。
今更遅えよ、なんて言うのは簡単なのですがね。
妙に不思議な気分で新年を迎えたことに意味はなかったとしても、僅かでも気持ちが前向きでいる事は決して悪くはないと思えました。
父も一時期よりはかなり経過が良く、更に幸いなことに適用された治療法が思いの外功を奏しておりまして、転移していた腫瘍が明らかに小さくなっていました。
摘出は無理なのですがしっかりと食欲もあり、今は穏やかな日々を送っています。
副作用で手が震えて筆を持つことが出来ない父に代わり年賀状も出しました。
今年は介護しながら何か新しいことにチャレンジしてみようかな。